【ストーリー】池田実さん すい臓がん ステージ4 サバイバー

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すい臓がん(膵体部癌) ステージ4サバイバー 池田実さんのストーリーです。

このストーリーの目次

  1. 【ストーリー】池田実さん すい臓がん ステージ4 サバイバー
  2. 第1話「IT業界を経て会社設立へ」
  3. 第2話「胃腸の不快感」
  4. 第3話「唐突なすい臓がん告知」
  5. 第4話「入院~検査ずくめの日々」
  6. 第5話「余命3ヶ月」
  7. 第6話「医師が決断したオペ」
  8. 第7話「手術を終えて」
  9. 第8話「退院・帰宅」
  10. 第9話「死の受容と抗がん剤治療」
  11. 第10話「治療の終了へ」
  12. 第11話「復職。がんから2年。」
  13. 第12話「薬の力を借りながら」
  14. 第13話「5年を迎えて」

第13話「5年を迎えて」

進行したすい臓がん(膵臓がん、ステージ4a)が見つかり、手術(遠位側膵切除(脾合併切除)、腹腔動脈幹、門脈合併切除)、急性無石胆のう炎の手術を受けた千葉県船橋市在住の池田実さん(3歳、2014年当時71歳)は、抗がん剤(ジェムザール)による術後抗がん剤治療全11クールを終了。そして2017年、すい臓がんから5年目の日を迎える。

毎日、さまざまな薬を服用しているにもかかわらず、スキー、山登り、マラソンと楽しんでいる。
とても、膵臓がんを経験した70代とは思えないほど元気だ。
スキーも完全復帰して地元のスキークラブに入会し、年間30日ほど滑る。
40年近く通い詰めていた八甲田山の春スキーにも復帰。

自分の残りの人生がそんなに長くないと思い、一日一日を充実させようと生きていたら、気が付けばこんなに高みまで登っていた。

2017年にはバックパック(=リュックサック)の改良に関する特許の申請をし、その事業化を考案している。
今後、クラウドファンディングを活用した新しいビジネスモデルの実現に取り組み中だ。

一時は、夫の命を心配した妻だったが、今は「お父さん、よかったねぇ」と嬉しそう。
時間とともに下がるがん再発のリスクも有難い。
家族みんなが嬉しそうだ。

主治医の高森繁医師も喜んでいる。
「当時、あの手術は非常に困難と思えたんですよ。手術を検討していたとき、やらない方がいいと反対した医師たちもいました。でもやって本当に良かった。私も嬉しい」

困難を極めた手術をやり遂げ、その結果が良くて、安心したという。
池田さんにとって「再び生をもたらした命の恩人」が言う重い言葉だ。

今年(2017年)9月、ついに、「すい臓がん(ステージ4a)から、5年」の節目の日を迎えた。
5年生存率、1.4%の中に入る快挙だ。

いま楽しみにしていることの一つに、「ホノルルマラソン2017」がある。

2017年12月10日にホノルルで行われるフルマラソン大会。
それに妻と一緒に参加する予定だ。
奥さんにとって、初めてのマラソン。

それを一緒に走れることを喜び、なによりの楽しみにしている池田さんだ。

>>池田実さんの「インタビュー」はこちら

>>池田実さんの「がん経済」はこちら

取材:大久保淳一

この記事の著者

大久保 淳一(5yearsプロフィール)

日本最大級のがん患者支援団体 NPO法人5years理事長、本サイト(ミリオンズライフ)の編集人。
2007年、最終ステージの精巣がんを発病。生存率20%といわれる中、奇跡的に一命をとりとめ社会に復帰。自身の経験から当時欲しかった仕組みをつくりたいとして、2014年に退職し、2015年よりがん経験者・家族のためのコミュニティサイト5years.orgを運営。2016年より本サイトを運営。
現在はNPO法人5years理事長としてがん患者、がん患者家族支援の活動の他、執筆、講演業、複数企業での非常勤顧問・監査役、出身である長野県茅野市の「縄文ふるさと大使」として活動中。
>>新聞、雑誌、TV等での掲載についてはパブリシティを参照ください。
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