【ストーリー】岩井ますみさん 大腸がん(下行結腸がん)ステージ4サバイバー

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大腸がん(下行結腸がん)ステージ2~3 サバイバー 岩井ますみさんのストーリーです。

このストーリーの目次

  1. 【ストーリー】岩井ますみさん 大腸がん(下行結腸がん)ステージ4サバイバー
  2. 第1話「毎年の健康診断」
  3. 第2話「検査報告書の便潜血・陽性+」
  4. 第3話「大腸内視鏡検査」
  5. 第4話「11月下旬の寒い夜」
  6. 第5話「大腸がんの確定診断」
  7. 第6話「毎週の検査と仕事への不安」
  8. 第7話「やりたい仕事を断るつらさ」
  9. 第8話「手術と退院後の仕事」
  10. 第9話「腫瘍マーカー。肝臓への転移」
  11. 第10話「抗がん剤(TS-1)治療」
  12. 第11話「手術~抗がん剤治療。強い副作用」
  13. 第12話「がんの告知から3年半」
  14. 第13話「これまでのキャリアと向き合って」

第2話「検査報告書の便潜血・陽性+」

会社務めを辞めフリーランスとして独立し仕事を続けてきた千葉県市川市在住の岩井ますみさん(53歳、2007年当時43歳)は、2007年12月の健康診断で2つのサンプルのうち1つから「便潜血・陽性+」と報告された。

翌2008年、44歳の年、岩井さんは精神的に疲れていた。
バーンナウト(burn out)というか仕事に燃え尽きていた感じだった。

16年前、カラーコーディネートについて専門的に教える学校に勤めた。
「カラーコーディネーター」という新しい分野の専門職がアメリカから日本に入ってきた頃で教室は生徒でにぎわっていた。

ここがチャンスで勝負時と時代の流れを見極め、学校を半年で辞めてフリーランスとして独立。
我流で一生懸命に勉強し生徒たちを教えた。
やがて第一人者となっていく。

また、習い事・資格雑誌『ケイコとマナブ』が創刊され、自分探しや資格のための習い事が大流行りとなる。その時代の流れに乗り30歳からの14年間は目が回るほどの忙しさだった。
カルチャースクールや習い事教室は働いているOLを対象とすることもあり夕方以降のクラスや土日のクラスも多い。

当時から岩井さんがテーマとして扱ってきたのが「高齢者のおしゃれ」。
カラーにしてもデザインにしても工夫次第で年配の人たちが明るく楽しく生活することができる。
この仕事が時流にあっていたのか講演の仕事で全国からお声がかかり、各地へ出向く日々。
自分の仕事が社会で役立っている実感があるし仕事は次から次へと入ってきて新しいチャレンジが続く。
引っ張りだこだから収入も増えていくし楽しくて仕方がない。
体力と気力の限り全力で突っ走ってきた15年間だった。

しかし2008年、岩井さんは疲れていた。
なぜならこれまでは是非やりたいと思う仕事が多かったが、この頃は自分の意思とは反し望まない仕事の割合が増えてきて、モチベーションを維持するのが難しかったからだ。
またフリーランスとして独立して15年、ある意味やり遂げた感があり何となく目標を失っていた。

そんな頃に受けた例年の健康診断。
再び「便潜血・陽性+」
今度はサンプル2つとも陽性だった。

次のページを読む >> 第3話「大腸内視鏡検査」

この記事の著者

大久保 淳一(5yearsプロフィール)

日本最大級のがん患者支援団体 NPO法人5years理事長、本サイト(ミリオンズライフ)の編集人。
2007年、最終ステージの精巣がんを発病。生存率20%といわれる中、奇跡的に一命をとりとめ社会に復帰。自身の経験から当時欲しかった仕組みをつくりたいとして、2014年に退職し、2015年よりがん経験者・家族のためのコミュニティサイト5years.orgを運営。2016年より本サイトを運営。
現在はNPO法人5years理事長としてがん患者、がん患者家族支援の活動の他、執筆、講演業、複数企業での非常勤顧問・監査役、出身である長野県茅野市の「縄文ふるさと大使」として活動中。
>>新聞、雑誌、TV等での掲載についてはパブリシティを参照ください。
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